仏様のジャータカ物語の中に、星占いの話というのがあります。
かいつまんで書くと、星占いを強く信じる夫婦がいて、
息子の結婚が決まり、結婚式の日取りが良いかどうか
占い師に聞きに行ったところ、既に決まっている日取りについて
そもそも相談されなかった事にプライドが傷付いた占い師は
その日は良くないと言いました。
夫婦は慌ててその日に行うのを取りやめ、
待っていたお嫁さん家族は、ドタキャンに憤慨し
他のところへお嫁に行かせてしまいました。
結局、占い師を信じた夫婦は息子にお嫁さんをもらう機会を逸してしまったという話。
その時にお釈迦様が言ったのは次の３つ。
- 星の配列で運命を占う愚か者は、幸福に見捨てられる
- 実生活の努力こそが、幸福でめでたいこと
- 星の並びに意味はない
算命学って性格や運勢が当たるけれど、絶対ではありません。
だって、環境やその人の心持ちで（気の世界の話なので）
現実はどんどん変化していくからです。
だから、今の実生活で誠実に心穏やかに人の役に立っていくことが
一番の運勢の向上方法。
性格だって、悪いところは意識して直して、良い性格を育んで行かないと
自分の感情に振り回されて、心や生活が穏やかでいられることはないでしょうし。
客観性を求めて、そういうものも一つの見方として捉えるのは良いかもしれないけれど、
手放しで信じてしまう事は危ない事だと思うので、気をつけたいものです。
私も今は天中殺中なので、調子に乗って何かに突っ走らないように気をつけたり、
なるべく、善行を施す様に努力しているつもりですが、
それって天中殺関係なく、普通なのでは！？笑
