自分らしい生き方を知る 算命学鑑定士 詠子のブログ

算命学に興味のある方、運勢や宿命という言葉が気になる方、自分の運勢や資質を知って活かしたい、という方向けに私が算命学の勉強から学んだ処世術を発信したいと思っています♡

自己愛とエゴ

最近、自己愛とエゴの差について学ぶ機会があり、よく違いが分かったのでご紹介。

 

まず自己愛。自己愛は仏教では一番に大切にするものです。

善行はどの宗教でも勧められていますが、

こと仏教においては、やり過ぎては良くないので

どちらかというと「悪いことをしない」というスタンスです。

やり過ぎというのは、自己犠牲をしてまでする善行は

実は善行ではない?!という感じ。

極端にわかりやすく言うと、ライオンがお腹が空いているからといって、

自分の身を捧げるのはどうなの?自分も死んでしまうし、ライオンが生きながらえて

繁殖して、よりたくさんの動物が餌食となるかもしれないし?という話です。

なので、基本的に「自分の事を大切にする」「自分の幸せを願う」

と言うのが自己愛。

自分の幸せを掴みに行くというよりは、自分の幸せを守る、という感じでしょうか?!

 

一方、エゴと言うのは、やはり自分の事を大切にしているのですが、

大切にするあまり、周りの人を犠牲にする事を厭わずに攻撃したりして、

他の人は二の次で、自分を大切にする、というスタンスです。

 

誰でも、他人と衝突したり、陰で色々悪口を言われたりして、心が傷付いたり、

攻撃的な気持ちになったりする事があると思います。

悪気がなかったのに、いつの間にやら反感を買っていたりして

(ただ反感を買うのは自分の問題ではなく、相手の問題なので気にしない方が良い)

ある時、関係が悪くなっていた事に気づく、、、という感じの事は、

誰にでも経験があるのではないでしょうか?

 

普通、攻撃的になるとというのは、算命学的には車騎星や牽牛星で象徴される様に、

自分が剋されて(分かりやすく言うと存在が脅かされて)

それが刺激になり攻撃的になるという、自分を大切にしているあまりに、

相手を撃つ!という感じ。

プライドの星でもあるので「自分を傷つけるならタダじゃおかない」という

気合が強いのでしょう。

嫌な人とは付き合わずに穏やかに退くというより、縁を切るとか、

激しく言いたいことを言うとか、色々な策に走るとか。

実際、車騎星・牽牛星がある人は、攻撃のタイプが違うにせよ、結構攻撃的な方が多いです。

色んな意味で、方法で刺しに来ます!笑

 

攻撃という思考や行動に出なくても、例えば、

攻撃の場所(右手)に防御の星(石門星・貫作星)や愛情の星(禄存星・司禄星)

があると、攻撃したい気持ちはあっても、直接的な攻撃にならないので、

相手に優しくして機嫌を取ったり、守りに入って気持ちが萎縮したりストレスが溜まったり、

それが理由で陰気な気持ちになったり、内向的になってしまうかもしれません。

 

相手を攻撃しようとしなかろうと、どちらにせよ、エゴはカルマ的にも自分的にも良くない。

 

自己愛、つまり自分を大切にするということは(個人的な意見です^^;)

主星を大切にして気持ちの矢印が自分へ向くこと。

エゴは相手の存在がないと湧いて来ない感情で、自分自身を省みずに相手を見ている状態。

 

自己愛とエゴは、なんだかエゴが自己愛の延長線上にあって、極端になったものかと

ぼんやり思っていましたが、全く別モノ。

なので、周りとの関係を気にしすぎることなく、

自分自身に向き合うようになれば、エゴって自然に消えていくのでは。

エゴの強い人は嫌われますが、自己愛の強い人は特別好かれないにしても

嫌われたり、人と衝突するような事はないので、持つなら自己愛!ということで。