ちょっとした思考や感情にも気をつけて
心が現実を作ると言われていますが、、、
(キリスト教では最初に言葉ありき、と言われますが、仏教では心が最初です!)
日々のちょっとした思考や感情が(怖いことに)
カルマになって今後の現実を作って行ってしまうようです。
仏教ではそういった思考や感情という心の動きを
不善心とか浄心とか言って区別しているようですが、
簡単に見極める方法があるそうです。
もし、少しでも心が暗くなったら、不善心。
この先、暗い物事を呼び込むことになります。
(牛車の轍の様に、否応なく後に付いてくるそうです^^;)*
明るいままの心でいられたら、浄心。
良い(必要な)物事や出来事が(望み通りとかいう話ではありません)
やってきます。
(影のように、自分からずーっと離れないそうです!)*
宿命や、元の性格はなかなか変えられないけれど、
(だって、過去から引き継いだものだから)
自分の思考や言動、行動にいつも注意して善心でするならば
運勢も良くなるし、性格も改善されていきます。
逆に、不善心でするならば、運勢は今世も来世も悪くなる一方で
性格も治りません、そして短所がもっと酷くなるのは確実です。
何か習得する時に、上手くできなくて心が折れそうになったり、
イラッと来そうになったら、
「もっと丁寧にやって頑張ろう」とか、「焦らないようにしよう」と
前向きに心を動かしてみる。
ライバルが出てきたら、「負けるものか」と競争心を持つよりも
「自分も頑張るぞ」と相手を称賛しつつ、自分も鼓舞する、、
という方法を取ると良いそうです。
何か嫌なものが目に入ったら、眉間に皺を寄せる前に、サッと視線を変える。
臭い匂いがしたら、「くっさ!」とか怒ることなく、
気にしない様にしてスッとその場を去るなど。
微塵も暗い考えや言動をとらなければ、良いカルマがどんどん積まれて
運勢も良くなっていくようです。
今日から甲辰の年。
私個人的には、天中殺も明けて、色々な意欲が湧いてきた気分がしています。
旧暦の新年ということで、気持ち新たに
過去の出来事は全て捨てて、未来に期待しすぎることもなく、
今という瞬間を大切にして自分の心を見張りながら、
心と運勢を育てていきましょう!
*ダンマパダ(法句経)001偈と002偈
もろもろの法は意を先に 意を主に意より作られる
もしも汚れた意をもって 語り、あるいは行なえば
それより苦がかれに従う 牛足跡の車輪のように
もろもろの法は意を先に 意を主に意より作られる
もしも清き意をもって 語り、あるいは行なえば
それより楽がかれに従う 離れることなき影のように
(参考和訳:片山一良『ダンマパダ全詩解説』大蔵出版)
(この偈の内容に付いて詳しい知りたい方はこちらをどうぞ。https://www.youtube.com/watch?v=yHebVnaWO3I)