算命学で宿命を見ていくと、色々な事が分かります。
性格的な傾向、運勢の傾向、先祖からの因縁、
自分で作りそうな因縁などなど。
仏教などで輪廻やカルマについてよく語られますが、
算命学はどちらについても肯定している学問らしいです。
信憑性はともかく(私は一応信じていますが笑)
やはり持って生まれた性格とか、運勢とか、あるのではないか?と思います。
仏教では業(カルマ)は管理されているという言い方をするらしいです。
人が生まれた時に、その管理のもとにカルマを持って生きていく訳ですが、
その管理から外れると現象として出るんだとか。
例えば、頭がすごーく悪く生まれたとして、それはその人が
過去世等で作った業が(良く分かりませんが、例えば、頭の悪い人を馬鹿にしたとか?)
現象として現れたわけで、頭が悪く生まれた事でその人の持つ業が一つ外れた、
という感じ?
それでもし、頑張って人より苦労してお勉強してそこそこ賢くなったとしたら、
その業は解消されたという事。
でももし、カンニングや替え玉などで楽して誤魔化していたら、
さらに大きな業になって次へ繰り越されるようです。
それは今世で出るかいつ出るかは分からないらしいけど、
誰でもみんな、ものっ凄い量のカルマを過去から引き継いでいるんだとか!?
短気な性格、競争意識が強い人、
責任が重くなると逃げようとする人、
お金にこだわる人、などなど
色々な性格的な傾向を持つ人がいます。
こんな良い環境でこんな素晴らしい能力を持って、
器量まで良いのに、なんでこんな損な性格してるんだろう?勿体ない、、、とか、
こんなに色々苦労を抱えているのに、苦労ともせず、
明るく謙虚に、なんて素晴らしい生き方をしているんだろう?見習いたい、、、など
人によって、与えられた環境や条件と、その生き方は色々。
算命学を勉強して自分にとって良かったことは、そんな自分のカルマが分かる事。
例えば、私には子供がいません。
夫も私も至って健康、生殖機能に何ら問題はありませんでした。
でもなぜか恵まれず、悩んだ時期もありましたが、
算命学で、私には子供縁が薄い、子供が出来にくい、という宿命がありました。
実際、そんな宿命でも子供が沢山いる人もいます。
でもやはり見ていると、あまり子育てが得意そうじゃ無かったり。
ただ、宿命で「そっか、子供と縁が薄いんだ~」と思ったら結構納得して、
同世代の友達が子供の事で忙しくしている傍らで、
「どうして私には子供が出来なかったんだろう?」という
疑問?不満?はなくなりました。
だったら、そういう風にそれなりに生きて行けば良いんだ、と。
お金も子育てにかからないし、責任もないし、
(子供の運勢は100%親のせいだとよく先生が脅していました笑)
だからといって、色々経験出来る喜びなどは計り知れないですが、
苦労や気苦労も計り知れない訳で。
無くて済むなら無いなりに~、という気持ちになりました。
宿命に必要とされているものなら生かせばいいし、
必要とされていないなら、こだわる必要はない訳で。
周囲と比較したり、自分の夢を思い描いて、
地位でもお金でも、良い人間関係でも、「私も欲しい!」と思っても、
色々制約(カルマ)があって思い通りにはいかないもの。
苦労せずに、面白い様に色々手に入る人もいれば、
人一倍努力しても、得られるのは雀の涙ほど、、、の人だっています。
そこを裏技を使って無理やり思い通りにしようとすると、
それなりの代償がついてくる、、、。
宿命を知って、諦める訳ではなくて、適材適所で
短所は苦労して補ったり、克服しながら、
長所は乱用せずにそれなりに上手に伸ばして
悪いカルマを来世の自分や子孫に残さない様に、
そして良いカルマを沢山残していけるように
生きて行くのが一番じゃないかと思います。
宿命を知って、自分が思い描く理想の生き方を求めるのではなくて、
自分にとって良い生き方を模索する。
そして悪いカルマを消化して、良いカルマを残す!
一見、何も面白みがなさそうですが、
死ぬときは何も持っていけない訳で。
良いカルマを残せば気分よく、良いお土産を沢山持って
満面の笑みでこの世を去る事が出来るのではないでしょうか♡