自分らしい生き方を知る 算命学鑑定士 詠子のブログ

算命学に興味のある方、運勢や宿命という言葉が気になる方、自分の運勢や資質を知って活かしたい、という方向けに私が算命学の勉強から学んだ処世術を発信したいと思っています♡

心に結ばない

仏教的なお話。

法話を聞いていて、怒りについてのお話だったと思います。

例えばオフィスでのこと。

誰かとぶつかって大事な書類を落としてしまった。

イラッとして瞬間的な怒りが湧くかもしれません。

でもぶつかった人が「すみません」とか素直に謝ったりしたら、

「まあ、いっか、、、」となるかもしれません。

次の日、オフィスで残業をしていたら、もう人がいないと思ったのか、

電気を消されてしまって、それがまた同じ人だったとします。

そうすると、ちょっとした怒りに、「またあの人だ!」と

昨日の怒りが加算されて、もう少し強い怒り、

「この人は自分に危害を加える人かもしれない、、、」

という気持ちが出てきたりして、強いネガティブな感情を抱いてしまったり。

 

そんな強い怒りの感情を誰かに抱くことを、「結ぶ」という言い方をする様です。

その強い感情は、恨みになって「相手をやっつけよう」という

気持ちになる様でとても危険な感情の様です。

そして、一度結んでしまうと、瞬間的な怒りのように

すぐ消すことができなくて、なかなか解けなくなるんだとか。

 

一度ならず何度となく、同じ人から嫌な気持ちにさせられると、

それが累積されて「嫌な人」という強い感情が生まれます。

「離れておこう」として離れられれば良いのですが、離れられない場合、

顔を合わせるたびに、結び目がきつくなって、さらに強い感情になっていくのかもしれません。

 

「なんだろう、この人?」と思う人が時々いるかと思いますが、

(いない人っているんだろうか?笑)なるべくそういう人とは

距離を置くのが得策ですが、どうしても置けない様な場合、

会うたびに同じストレスを感じたり、

事あるごとにその時の嫌な感情を思い出したりする時があります。

多分、そういう時は心に結んでいるのかもしれないと思いました。

なので、微塵でもそんな気持ちが湧いて来た時は、

心に結ばない為に、違う事に意識を向けるようにしています。

結局、苦しくなるのは自分なので、

目の前にある事でも、過去の事でも、

ネガティブなものは、全て結ばないようにした方が

明るく気楽な人生が送れると思います。

 

自分の心には慈悲喜捨的な、もっと良いものを結びたいものです。