自分らしい生き方を知る 算命学鑑定士 詠子のブログ

算命学に興味のある方、運勢や宿命という言葉が気になる方、自分の運勢や資質を知って活かしたい、という方向けに私が算命学の勉強から学んだ処世術を発信したいと思っています♡

父親の役目

母の役目」について書きましたが、

算命学には勿論、父親の役目というのもあります。

 

子供にとってどんな父親であればその役目を果たせるのか!?

母親の役目同様、父親にも大きく2つ役目があります。

 

まず、親というのは、絶対的に目上の存在。

人体図でも、胸の部分が自分だとすると、頭の部分は親を意味します。

そして、母親は友人にもなりえますが(実際なった方が良いらしい)

父親は、子供にとって常に自分より上に存在する事になっています。

 

人間的にも社会的にも素晴らしい親だけでなく

どんな子供っぽい親でも、ていたらくな親でも、親は親なので、

父親である限り、自分の子供より上にいる偉い存在であるのが自然。

 

ということで、父親の役目の一つは、常に絶対的な目上の存在である事。

能力とか実力とか収入とか魅力とか関係ありません!

母親が時に友の様に同等になってくれることに対し

父親は子供にとって自分より、常に上の存在で

なければいけないそうです。

 

子供の前で夫婦喧嘩したり、父親に注意、指示したりする

母親もいるけれど、子供は父親が母親の方が上、

ひょっとしたら自分と同等か、下だと思う可能性が出て来るので、

避けた方が賢明です。

 

もし父親が自分より上であると感じられない場合、どうなるのか?

子供が家庭を持った時に、何かしら問題が出るようです。

 

小さい時は身体も能力も父親の方が上なので、

子供は父親を尊敬していますが、

成長して、段々父親の能力を追い越してくると、

父親の存在を上に見るのが難しくなってくるかもしれません。

 

そうならない様に、父親は何か生涯にわたって、子供よりも

秀でているものがあって、何歳になっても、

尊敬の対象になる必要があるそうです。

 

もう一つの役割は、頭の部分というのは、知恵、学ぶことを

意味しているので子供は親や親的な存在の人から、

物事を学ぶことになります。どんな親であっても、子供は親から学ぶ。

 

何を学ぶかというと、「母親の役目 ~ 続き」で書いたように、

母親は現実的な事を教える事が役目なのに対し、

父親は精神的な事を教える事が役目。

精神的な事?何ソレ?という感じかもしれないけれど、

 

現実的な事とは、朝起きて、顔を洗って、歯を磨いて、など

毎日どの様に行動するか?という話である事に対して、

精神的な事とは、何を目標にして、どんな考え方で生きていくか?

他人に親切にしよう、正直に生きよう、毎日楽しく過ごそうとか、

将来は何かのトップになる、皆を喜ばせる仕事に就きたい、など、

生き方の指針のようなもの。

 

それを子供に教える事が、父親の役目だそうです。

父親が現実を教えてしまうと、精神性が思う様に伸びない。

最近は主夫とか言って、立場が逆転する場合もありますが、

その話は置いておいて、あくまで、父親が稼ぎ頭で

一家の長になっている場合、この事が当てはまります。

 

朝、子供が食事を終えて学校に行く前に、

「ご飯を食べてキチンと準備をして、早く学校へ行きなさい」

というのは母親の役目。

父親は、「先生の話をよく聞いて、たくさん勉強してきなさい」

と言う方が役目を果たしていると言えます。

 

逆に母親はあまり精神的な事は教えなくて良いらしい。

精神は父親から学ぶものだと算命学では言っています。

私の父親は、仕事で忙しく殆ど一緒に過ごす時間がなかったけれど、

「こういうのを読みなさい」と本をプレゼントしてくれました。

手抜きだと思いますが、ある日パパと2人で語り合わなくても

誰々の生き方は素晴らしい、とか、何かお手本を示すだけでも良いのかな。

 

まとめると、父親の役目として、

父親は常にお子さんにとって威厳のある存在である事。

それにはお母様方の協力が必要。

また、精神性を伸ばしてあげる事。

お子さんの精神的な発育の為に、論語でも孔子でも老子でも、

或いはソクラテスや聖書、マルクス・アウレリウスの自省禄や

相田みつをの日めくりでも良いから、

精神性を高めたり、生き方の哲学を学んで

子育てに一役を担って頂きたい!