自分らしい生き方を知る 算命学鑑定士 詠子のブログ

算命学に興味のある方、運勢や宿命という言葉が気になる方、自分の運勢や資質を知って活かしたい、という方向けに私が算命学の勉強から学んだ処世術を発信したいと思っています♡

幸せの前払い

「幸せの前払い」という話を聞いたことがありますか?

不幸な出来事は幸せの前払い。

ネットショッピングで先にお支払いを済ませた様なもので

後から幸せが届けらるので、不幸な出来事が起きたら

楽しみに幸せが届くのを待つ!みたいな話です。

この話を信じていると、車などぶつけたりすると、車も心も凹みますが、

そんな時「やった〜!」と気分良くやり過ごす事ができる人もいる様です。

 

私も何か不思議な現象の様に思えて、信じていたりした事もありましたが

ある時、それって当たり前じゃん?って気付きました。

 

幸せって相対的でしか存在しません。

喉が渇いていて、でもお水が無い人にお水はおちょこ一杯でもありがたい幸せなものですが、

拷問などで水攻めにあっている人にとってはお水は恐ろしいものです。(極端ですが)

親が過干渉でうるさい人にとって、親は迷惑な存在ですが、

親がいなかったり、かまってくれない人にとっては、そんな干渉を切望するかもしれません。

都会に住んでいて排気ガスを吸っている人にとって森林の空気はこの上ない幸せ。

田舎に住んでいて刺激がない人は、たまに都会へ行くと凄く楽しい気分になったり。

 

人間は誰でも常に不満があるようで、その不満を何かで満たして解消すると、

何か満たされた瞬間は幸せで嬉しいのだけれど、

次、次、また次とどんどん不満が湧いてきて、それを充たそうと、

また何かをどんどん追い求めるようです。

 

つまり、不満がないと満たされる対象が無くて幸福感を得られない。

つまり、マイナスがないとそこが埋まらない。

プラマイなしの生活は退屈でしょうがない、みたいな。

 

幸せを求めるということはそういうこと。

不満をなくすことが出来たら、幸せも追い求めなくなって、

いつも中道で穏やかでいられるのかもしれません。

 

不幸なことや不満なことが起きたら、良いことが起きる前触れだと喜ぶのは馬鹿みたいで、

もっと冷静になって、なぜそれを不満に、不幸に思うのか?を考えてみると

意外な自分の深層心理に気づくことが出来るかもしれません。

逆に、もしワクワクしたいとか、ワクワクしたりとか、ウキウキしてきたら、

一見ポジティブな感じはするけれど、気持ちが安定していない状況なのかもしれません。

 

兎に角、人間は皆、常に不満があって、それを満たす何かを求めている様です。

何かをプラスしたい。お金がなければ沢山お金が欲しい。

お金があっても良い友人がいなければ良い友人が欲しい。

健康が欲しい。名誉が欲しい。恋人が欲しい。子供が欲しい。

欲しいものが手に入れば幸せになれる!みたいな。

 

でもそういう訳で、幸せになるためには不満がないと幸せになれない様です、、、

というちょっと感じの悪い難しい話でした!

 

このブログも算命学で何か欲しいものを得て幸せになる、というより、

自分なりの能力と素質、カルマなどを知って、他人と比べずに

何かを求めるのではなく、自分の個人的な幸せを見直そう〜

って感じで書いていますがー。