矢の如く。
色々人生には、抜け出るのが困難と思われる
辛い時期が必ずあります。
何度もあります。
どんなに理性で理解しようとしても
起きていることの理不尽さに
苦しくなったり、感情的になったりして、
この先、どうににもならないんじゃないか?と
途方に暮れるも、先のことなど、
考える暇も余裕なく、
立ち上がらなければならず。
理解をしてくれる人も
味方になってくれる人もおらず、一人
悲しみや苦しみを原動力にやっとの思いで
立っている、、、なんて状況に陥ることも
何度も経験するかもしれません。
「矢」というのは、後方にグゥーっと
溜めて、その力が強ければ強いほど
前方に遠く強く飛んでいきます。
困難で自分が前へ進めず、
むしろ身動きができずに後ろへと
引っ張られていると思う時、それは
間もなく新しい境地へ突入する準備に
入っているということかもしれません。
なので、迷うことも落ち込む必要もなく、
ただ、集中して、自分の向かう方向に
狙いを定めておくこと。
充分に力が溜まった時、
光の如く、凄いスピードで
目的のものを射抜けるはず。
算命学で言うと、私のイメージで「矢」は「車騎星」。
攻撃の道具。
車騎星は自分が何かから剋(こく)されて
(ダメージを受けて)産まれる星。
剋される力が大きければ大きいほど、
それは強い攻撃力になる。
そして攻撃するのは他人や物事ではなく、
自分自身の目指す道だったり、目標。
自分がダメージを受けながらも、
そこから強い意志を持って、
前へ前へと開拓していく精神。
困難な事が起こるからこそ、
自分のまだ知らない境地へ、
前進できる、っていう事もあるのかもしれません。