自分らしい生き方を知る 算命学鑑定士 詠子のブログ

算命学に興味のある方、運勢や宿命という言葉が気になる方、自分の運勢や資質を知って活かしたい、という方向けに私が算命学の勉強から学んだ処世術を発信したいと思っています♡

怒りっぽい人

人体図を見て、怒りっぽい人はすぐ分かる、、、

という話は何度となく書いたのですが、

海外の心理学者さんたちのリサーチによると、

怒りっぽい人というのは、「自分は賢い!」と

思っていることが多いそうです。

 

自分の方が分かっている?正しい?ので

自分の意見を取り入れない相手に対して怒る。

確かに、人体図で怒りっぽい人を見る際も、

智恵の星を持っている事が条件になっています。

あとは表現の星。きっと、自分が表現したことが、

思い通りに相手の思考や言動に反映されないので

怒るのでしょうか!?

 

私の知り合いで、やはりこの怒りっぽい組み合わせの星を

持っている人がいるのですが、一人は凄く人望が厚く、

もう一人は友達少ないだろうな~、という感じです。

二人とも、怒りっぽい、という点では共通しているのですが、

一方はなぜ人気があって、もう一方はないのか?

ちなみに、二人とも帰星が自分自身なので、

割と自分本位な性格だと言えます。

 

まず、人望が厚い方の女性。

とても優しく、思いやりがあり、親身になって

人の問題や悩みを聞いてくれたり、解決方法を提示してくれたり。

そして実際、沢山の人が彼女のお陰で

困難な状況から脱却できて、未来に希望を持って、

自分の人生を開拓できる様になり、

皆彼女に感謝していて、尊敬もされています。

 

でも実際、とても怒りっぽいです。

でも怒る時は決まっていて、自分の為ではなく人の為。

間違ったことをしている時に厳しく喝を入れてくれたり、

相談者を困らせている人や状況に対してもの凄く怒ります。

怒る対象は、人というより、その人が犯した悪い言動や判断。

時に優しく諭してくれたり、時に厳しくガーン!と言ってくれます。

(そして最初から怒る様な事はない。何時までも聞かない時だけ)

なので、怒っても「私の為に怒ってくれている」

「こんなに私の為に真剣になってくれる」と受け取られるので

どんどん人気が出てしまう。

 

一方、あまり友人がいないだろうな?と思われる

人の方は、怒る理由はただ一つ。

自分の思いや行動を理解してもらえなかったり、

相手が自分の希望通りに動いてくれない時。

そして、こちらが親身に相談にのっていても、

その人の間違いや改善点を指摘したりすると

逆ギレします。(だったら相談しなきゃいいのに!笑)

なので「好きにすれば?」って感じになり、

「もう相談しないで」という気分になります。

忘れた頃にまた相談に来るのですが、きっと

色々な人に相談するも、同じ反応されて納得がいかず、

友人や知人を一回りしてくるのでしょう!笑

ハッキリ言って、怒った瞬間に誰からも嫌われるだけ。

 

怒りっぽい事は良くない事だと思っていたのですが、

怒るたびに、体中のホルモンとか何かの

電気信号とかで、ストレスが溜まってしまう人もいるかも

しれないけれど、中には、ストレスを溜めずに上手に

怒りを発散している人もいて、

つまり怒りに自分が捕まる事はない人もいて

そして何より、

人間力の高い人は、自分の為に怒ることなどないので、

その怒りっぽさや怖さも、悩める人を導いたり、

上手にリーダーシップを取るための

良いツールになっているようです。

 

でも、人間力もなく、気も短くて忍耐力もないし

頑固で人の話も聞けず、許容範囲の狭い人は、

一旦怒ってしまったら、かなり高い確率で

自分の為だけに怒っていることが多く、

皆にドン引きされてしまうのかもしれません。

 

怒りっぽい性格を、「この世に存在する性質の一つ」

とみなした時、それは優しい性格や、

他のどんな性格にも当てはまることかもしれないけれど、

それ自体はただの赤や青などの色の様に

良いも悪いもなく、どう使うか?という事なのだと思います。

 

その人の人間性まではなかなか本人を見ないと分からないもの。

 

似たような特徴を持つ二人の極端な違いの例としてあげましたが、

自分の持っている道具をどう使うか?という事が

良い生き方をしたり、自分の性質を良く知って生かしていくコツ!

 

仏教のお話にあるように、

怒りは「怒った虎」の様な感じで、

怒りに追いかけられてしまうと

森の一本道をただひたすら走って逃げないといけない。

でもその先は崖。虎と一緒に落ちて死ぬだけ。

追いかけられても、逃げずにヒョイと

脇に隠れれば良いのですが、忍耐力がなかったり、

自分の感情をコントロール出来ない人は

それが出来ないので、崖に向かってまっしぐらになってしまうようです。

 

後者の自分の為に怒ってしまう人などは、マッチと一緒で

周りに火をつける前に、自分が燃え尽きてしまう。

 

怒りを制御する心の強さを鍛える事はとても大事で

多分、それが上手に出来る様になると

自分の為に怒る様な事は無くなり、

たとえ怒りっぽくても、それはその人の魅力になって

人から慕われるようになれるのかもしれません。