自分らしい生き方を知る 算命学鑑定士 詠子のブログ

算命学に興味のある方、運勢や宿命という言葉が気になる方、自分の運勢や資質を知って活かしたい、という方向けに私が算命学の勉強から学んだ処世術を発信したいと思っています♡

人の事で気が散ってない!?

以前にも少し書いたのだけれど、

アルケミスト』という本に出て来る、

スプーン一杯の油。

それをこぼさない様に、お城の中を見てきなさい、

と言われるのだけれど、周りを見ていると

スプーンの油はいつの間にか空になっているし、

スプーンばかり見ていると、周りの景色も見えない。

周りを見ながらも自分のスプーンの油の事を

忘れちゃいけないよ、って話でした。

 

先日、年がお若い友人と話していたら、

何やら自分とはあまり関係ないところの心配事を

話していました。

多分、その人の事が気になって、その人が健康で幸せである事に

気を遣っているのだと思いました。

でもそのご本人も、まだまだ自分の事で考えたり

改善できる事っていっぱいあるのだけれど、

多分、自分の問題と向き合うより、他の人の抱えている

問題について考える方が気が楽なので

あまり自分とは関係ない事を気にしているのかな?

と思ったりしました。

 

私が思うに、お話に出て来るスプーンの油というのは

自分の人生の事。自分の健康や身体や心。

もう少し範囲を広げるなら、

自分が子であれば親が含まれてくるかもしれないし、

自分が親であれば、自分の子供や夫などについての事。

それ以外の事って、案外自分でコントロールできるものでは

ない場合が多い。

だから、友人や身の回りの人の問題ばかりを見ていると

自分のスプーンの油がこぼれてしまう可能性が高くなる。

 

算命学を勉強し始めると、自分の事もさることながら、

人の事が気になる。近しい人、親族や仲の良い友人、

職場の同僚や後輩。色々な事が分かって面白いので

宿命を見せてもらって、ふむふむとあれこれ言いたくなって

しまったりする場合が多い。

特に、ゴシップや人の不幸?って興味深かったりするので

「これは大変だ!」とか問題を大きく捉えて

大騒ぎしようとする人も少なからずいる様です。

 

でもそんな事をしていると、自分の持っている油は

こぼれてしまって、空のスプーンを大事に持っている

頭のおかしい人になってしまう危険性が出て来るのです。

「あなた、スプーンの油が落ちそうですよ」と

周りばかり見ていて、自分のスプーンは既に空になっている事に

気がつかなかったり、、、なんて事になりかねない。

 

何か運勢を学ぶ事に限った話ではなくて、

幸せを追求したり、より良く生きたいと思っている場合、

他人の事が気になりだしたりする事が多いと思います。

でも、それよりも重要な事、先に取り組まなきゃいけない事がある。

 

それは、自分の事に集中する事。

周りの景色を見たら、自分の油は大丈夫なのか確認する。

人がその人の油をこぼしそうになっていたら、

騒ぐ前に、自分のはこぼれそうになっていないか確認する、など

自分を軸に動いていないと、自分を見失い、

周りの人も失う可能性が高くなってくる。

 

誰かの運勢を見るという話に限らす、

他人の行動や生活に思いを巡らせる時、自分自身の事を

まず第一に考えながら、動くことが大事。

自分の軸からはみ出て、人の領域に入っていく事は

自分を見失う事に繋がります。

 

頑張って助けたのに、何のお礼も感謝もなかった、、、

なんて事になりかねない。

でも、もし自分の軸がしっかりしていれば、

相手が困っていて、多少手を差し伸べても

自分がぐらつくほど、影響を受ける事はなくなります。

 

自分の人生は自分にとって1回しかない。

だから、人の問題に首を突っ込んでいる暇なんて勿体ない!

そんな時間があったら、自分を磨いたり、心から喜びを

得られる事をして楽しんだ方がよっぽど有意義な人生を歩めます。

関わりがあるなら、しょうがないけれど

自分が胸元に持っている今にもこぼれそうな油の事を

忘れて周りに気が散っていると、

気が付いた時に自分の人生はどこへ行ったのかと

悲しみが湧いてくるかもしれないので気を付けて!