引き寄せが上手でない人も沢山います。
そういう方は引き寄せようとすると、何か違うものを引き寄せてしまう。
「引き寄せる」とは、現実を引き寄せるという事なので、
あまり現実的な宿命を持っていない人、どちらかと精神的な宿命を持っている人は
引き寄せが上手ではありません。
でも引き寄せが強い人が良いとかできない人は能力がない、とか
そう言う事ではなくて、実は、上手に使えば引き寄せが出来ない人の方が
ラッキーだったりします。
引き寄せなくても、向こうからやってきてくれる・・・みたいな。
この事を説明するために、よくボートを比喩にしているのですが、
皆さん、目的地に行くためにボートを手段として使うとして、
オールを持っている人（引き寄せが出来る人）と、
持っていない人（引き寄せが苦手な人）がいます。
オールを持っている人は、自分で目的地を決めて自分で漕いで行かないと、
その目的地に辿り着けません。
自分で漕がずに、何となく他の人のボートに同席していると
どこへ連れられて行くのか分からない・・・といった具合。
なので当然、目標やそれに見合った努力が必要になります。
逆に、引き寄せが出来ない人というのは、オールを自分で持っていません。
オールを持っていないので、自分で漕がなくても良い。
なので、人のボートに乗り合わせながら目的地に行きます。
逆に自ら漕ごうとすると、上手に力が発揮できず思った通りの方向へ行けない。
でも人にのせてもらっていると何となくステキな場所についてしまうのが
引き寄せの出来ない人の特徴。だからと言って努力をしなくて良いという訳ではなく、
常に目的掲げて邁進しなくても、自分の納得のいく範囲で頑張るだけで良い。
何となく他のボートの人に「乗って行く？」とか、「あちらのボートに乗ったら？」
などと誘われて、自分で決めなくても自分に合った場所に連れて行って貰える。
という訳で、引き寄せの苦手な人は、自分で引き寄せなくても良いのです。
脱力で好きな事や興味のある事をやっていると、何となく良い結果が得られる。
もし好きな事で大成したい、良い結果を出したい、と思ったら
目標を決めずに、ただひたすらやりたい事をやっていれば良い。
そうすると、何か一緒に協力する人が出てきたり、良い方向性を示してくれる人が
アドバイスしてくれたりして、計らずとも良い結果が得られるのです。
よく起こる悲劇として、引き寄せの強い上の立場の人が、引き寄せの出来ない人に
「頑張れ！努力しよう！」と気合を入れたりして育てたりすると
その人は上手く伸びなくなったりします。
全て自分で目標を決めて達成してきた人にとっては、物事が上手く
行かないのは努力が足りないのが理由だと思ってしまう。
でも根本的なアプローチが違うので、人に拠ってその方法が当てはまる人と
当てはまらない人がいる。
親子の関係や、学校の先生と生徒、部活の顧問と生徒、会社の上司と部下なども
同じこと。引き寄せの出来る人が上に立つと、苦労を強いられる人も出てきます。
反対もしかり。引き寄せられない成功者が上に立って指導しても、
指導される側が引き寄せタイプだったら、目標を決めて頑張って努力しないと伸びない。
そんな訳で、是非、あまり引き寄せが得意じゃないな～、と思ったら
脱力で生きて行った方が良く、他の人と自分を比べたりせずに、楽しんだり
好きな事を好きなだけしていれば、運勢が自然に開いてきます。
もし、引き寄せタイプの人が上に立って、目標を立てて努力を
強いられるような事があったら、適当に話を併せつつ、マイペースでやって頂きたい。
じゃあ、何も目標を持てないのか？と言ったら、そういう訳でもなく、
現実世界の結果を引き寄せようとしなければ、上手に引き寄せられるわけで
お金持ちになる事や、名声を得る様な事に拘らずに、
例えば、「宿命通り気持ちよく生きたい。」
「自分のやりたいことを思いきり極めたい。」とか、
「楽しく生きる」、「皆を喜ばせる」など目に見えない目標を
立てれば良いのでは？！
自分の精神的なものに拘った事を強く望めば自然と結果が付いてくるようです。
自分のタイプを知って、ボートを漕ぐなり、乗せてもらうなり、
自分に合った生き方をして、人生を楽しんで頂きたい。
