自分らしい生き方を知る 算命学鑑定士 詠子のブログ

算命学に興味のある方、運勢や宿命という言葉が気になる方、自分の運勢や資質を知って活かしたい、という方向けに私が算命学の勉強から学んだ処世術を発信したいと思っています♡

子供と気持ちを通わせるには?

最近、お子さんの事で悩んでる方沢山見かけます。

私は子供がいないので、

育てるのはさぞかし大変なのだろう、と

想像しか出来ないのですが、

常に子供目線で、見てしまうので、

「あぁ、放って置いてあげればいいのに、、、。」

「構うんだったら今でしょ?!」と

思ってしまう事が多々あります。

でも当事者になればそんな訳には行かないのでしょうが。

 

そんなわけで子育て未経験者なので

大きなことは言えないのですが、

私が母に育てられて感謝していること、

母への愛情を持てたことで情緒が

安定できていたことについて

子供目線で書きたいと思います。

 

一見、算命学とは関係なさそうですが、

大いにあるので、興味のある方、

お付き合いください。

 

私の母親は、有難い事に、母親らしい母親で

私に愛情をたっぷりかけてくれました。

なので、周りの親子間の関係を見ていると

自分の経験から、どこが多すぎ、とか

足りない、とか漠然と見て分かります。

 

私の母は、うちが大家族だったため

いつも家事で忙しく、私は末っ子だったこともあり、

殆ど手をかけられず、放置されていました。

習い事とかも、自分から何度も説得しないと

連れて行って貰えなかったし、

少しでもグズると、すぐ辞めさせられることになり、

泣いても、うるさがられるだけで、

相手にもされませんでした。

小さい時お母さんに宿題を見てもらった、とか

学校への持ち物の準備を手伝ってもらった、とか聞くと

そんな記憶が全くないので、「いいな~、、、」と思い、

想像してよだれが出そうになります。

 

いつも忘れものばかりで、宿題もろくにして行ったことが

なく、なんで皆やってきているのか、忘れ物をしないのか、

凄く不思議なくらいでした。

、、、そして、そこは別に感謝していません。笑

 

 

でも母親からの愛情をたっぷりかけてもらった事だけは

自信を持って言えます。

どんな事をしても味方になってくれる絶対的に

信頼できる存在でした。

私はその事にとても感謝していて

今こうして好きな事をして生きていられるのは

母のお陰だと思っています。

 

子供って基本、愛情をかけて貰えれば、

真っすぐ育つと思います。

 

どんなにぐれてやるっ、と思っても、

大人になってから辛い事があって、

この世からいなくなりたい、自殺や蒸発など、

頭をよぎって、いざ決断しようと思っても
母親が深く悲しみ、傷つことが容易に想像できたので、

出来ませんでした。

 

 母親が泣いている姿を見たくなかったので、

彼女が傷つくような事はできなかったのです。

 

母親を喜ばせたくて、沢山勉強したし、

母親が喜ぶんじゃないかと、色々なモチベーションに

なっていて、何かにつけて、母も私を応援してくれました。

 

人間て、自分の事よりも人の為って言う時に

必死になるし、凄い力が出ます。

 

子供って、母親を大切に思っていれば

デフォルトで母親を喜ばせようと

必死になると思うのです。

 

だったらどうやって母親を大切に思うようになるのか?

私の限られた経験から言えることは、

とにかく、愛情を示すことです。

 

もし子供が寂しそうにしていれば

「どうしたの?あなたが元気がないとお母さんも悲しい。」と

寄り添ってくれたり、泣いている時は

一緒に悲しんで泣いてくれたり、

病気の時は「つらいね。あなたが具合悪いとお母さんも辛い。

変われるものなら変わってあげたい」と言って

寝付くまで側にいてくれたり、

事あるごとに「私の世界で一番大切な子」と言ってくれたり、

兎に角、愛情を示してくれるだけで、

その他は放っておいても、割と子供って真っすぐ育つと思うのです。

 

でも、自分の理想の子育てをしようとか

子供にどうなって欲しい、こういう時はこうして欲しい、

とかいろいろ親の思わくがあると、

愛情を示している、というより、

自分の持っている狭い枠や考えに押し込むことになるので

子供は伸び伸びできなくなります。

 

私の場合、3人目という事で放って置かれ、

上の二人はなんであんなに色々させて貰って

期待されているのか、訳が分かりませんでしたが、

その分、期待も何も無かったので伸び伸びしてました。

あまり放置されていても、訳の分からない子になりそうですが、

母の場合は、要点を抑えていたらしく、、、

 

小さい時から学校の成績が悪かったのですが、

どんな悪い成績でも、母はずっと、

「勉強しなさい」と一度も言ったことはなく、

「この子はやれば出来るの。信じている。いつか芽が出る。」

と私にも、家族にも、言い続けてくれたので

どこか自分でも「私は本気を出せば出来る子」と信じて

全く疑いませんでした。

それが自信につながって、どんなに周りから

バカにされても、自分を卑下するような事は

あまりせずに済みました。

中学生後半になると「やばい、このまま芽が出ないまま終わるかも!?」

と自分で時期を悟りました。

 

それから、よく小さい頃から言ってくれたのは

「あなたは日本一。世界一。」ということ。

彼女にとって私は他の兄弟と同様、

「日本イチで世界イチ」だった訳ですが、

それも私は勘違いして、勝手に

「自分は日本一で世界一」だと思っていました。

 何が?って感じですが。笑

田舎から出て、大学に入って、東京やイギリスに出ても

物おじせずに堂々としていられたのは

その良い勘違いのお陰だったかもしれません。

 

そんなこんなで、私がどんな失敗をしても

悪さをしても、、、人に危害を加えたりしない限りは

(そんな事はしませんでしたが、結構な悪さはしました💦)

怒られることもなく、

「あなたは素晴らしい子だから、信じている」と

「あなたは世界一幸せになるのよ」と

事あるごとに言ってくれました。

多分、小学校を卒業するくらいまでは

いつもそうやって見守っていてくれた気がします。

 

あと面白かったのは、

夕食時、お仏壇にご飯とお味噌汁をあげていたのですが、

どうしても私がやりたくて毎晩志願していました。

4つの小さい不安定な器に入ったご飯とお味噌汁を

台所からお仏壇に運ぶ訳ですが、

子供なので、こぼしたり、倒したりしてしまうのです。

そうすると「あーあ」って感じで皆がっかりなのですが、

 

あまりこぼさないようになった頃、

「お母さんが、『この子またこぼすんじゃないかしら?』って

見ていると、いつもこぼすから、

『この子はちゃんと失敗せずに運べる』と思って見ていると

絶対こぼさないので、いつもそう思って見る事にしたら、

こぼさなくなったね」と言っていました。

 

小さいお子さんて、算命学で見ても

ある一定の年になるまでは自分の運勢が始まらないのです。

なので、それまでは親の影響をモロに受けることになります。

算命学は「気の学問」ということもあり、

親の「気」が子供の運勢に多大な影響を与えることになります。

もう、高校生などある程度大きくなってしまうと

時、既に遅しなので、本人に頑張ってもらうしかないと思うのですが、

まだ小さいうちは、親の影響で後々の人生が変わってきます。

 

算命学では「子供の運勢は100%親のせい」

と言っているくらいで、

母親なら母親の、父親なら父親の、

役割を果たすことがとても大切になるようです。

 

母親と父親がそれぞれ
どう関わるか、
どう接するか、
本人がどう生きているか、等で
子供の育ち方が決定的に変わって来るそうです。

 

お子さんの事で悩んでいる方って

自分の思い通りにならなくて、困っている方が多いように見えます。

でも、母って、守ってくれる存在でありながら

親友の様に、いつも寄り添って一緒に楽しんだり、

自分の事を信頼して大切にしてくれる存在になって、

後は、自分の生き方を自信を持って見せていれば

それで十分だと思います。

信頼するからこそ持てる適度な放任主義

揺るぎない愛情があれば、反抗したりする事はないので、

良いとこは真似するし、悪いところは反面教師にしてれます。

 

ご機嫌なんかとらなくても、

思い通りに行動してくれなくても

他人に危害を加えない限りは、

自主性を尊重して見守れば良いのかな、と思います。

 

良く出来たら褒める。

良く出来なかったら「あなたは出来る子だから。

お母さんは信じているから。」

と優しく言ってあげる。

 

それだけで十分だと思います。

母親が、子供にとって大好きな存在になって、

自分の事を一番分かってくれている、と信じてくれることに

成功すれば、子供って頼まなくても、無理をさせなくても

母親を喜ばせたくてしょうがなくなります。

 

わざわざこちらに向かせようとしなくても

勝手に母親を喜ばすようなことを

そうとは言わずに、してくれます。

 

なので、自分の狭い視野でもって

判断するのではなく、

子供の限りない可能性を信じて、

「自分の子供は世界一。世界で一番大切な存在。

何があっても絶対信じているし、絶対に守る。」

という事だけ、本人に刷り込めば?伝え続ければ、

自分が期待する以上の喜びを運んでくれること、

間違いないと思います!

 

もう一つ、私が小さかったころ、

母が言い続けていたこと。

「親のことが嫌いな子は幸せになれない」

 

なので私が母と喧嘩すると、

私が頭にきているのを容認したうえで、

「部屋へ行って『お母さん大好き』って10回言いなさい。

そうすると嫌いじゃなくなるから、不幸にならない。」

と、、、。

 

嫌いな人のせいで、自分が不幸になるのは死ぬほど嫌だったので

母と喧嘩したときはいつも、クッションとか蹴飛ばして

悔しがりながらも、「お母さん大好き」って、

指折り数えながら唱えていました。

不思議な事に、本当に「大嫌いっ!」て思っていたのが

10回言い終わる頃には

気持ちが落ち着いて、気にならなくなるのです。

 

お陰で親を嫌いにならずに済みました。

上手い指導の仕方だったと思います。

 

今でも母はとても大切で大好きな存在で

深く感謝しています。