自分らしい生き方を知る 算命学鑑定士 詠子のブログ

算命学に興味のある方、運勢や宿命という言葉が気になる方、自分の運勢や資質を知って活かしたい、という方向けに私が算命学の勉強から学んだ処世術を発信したいと思っています♡

算命学って禅!?

禅画でただの「〇」が描かれた水墨画を見たことがあるかと思います。

何か宇宙的なものを想像したり、調和など「環」として

感じ取ったりと、見る人の感性によって受け取り方は

様々かもしれないけれど、「十牛図」の一つとして知られています。

 

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童子がある日、牛(自分?自分の中の仏性?)を探しに

家を出るのですが、最初はどこへ行っていいのやら?という感じ。

まず、牛の足跡を見つけ、その方向へ辿って行くと、

体の一部が見えて、ようやく牛と向き合う。

でも手懐けるまでに一苦労。

 

漸く捕まえて牛を引いて歩くのだけど、

最初はまだ逃げない様に紐を握っている。

でもそのうちに自由に操れるようになり、

牛に乗って笛を吹きながら家へ帰って来ます。

 

家でのんびりしていると、自分(の仏性)探しの事はすっかり忘れて

無の境地になる。そして、そのあと、美しい自然界に気が付き、

社会へ出て行って、豊かな社会生活を営む、、、という様な内容が

10枚の絵に、禅の「悟りに至る十段階」として絵になっているのですが、

8枚目の絵が「〇」だけ。

というか、全ての絵が丸い枠の中に描かれているので、

「〇」は「無」が描かれている。

 

初めて十牛図を見た時にポカン!となるくらい感動しました!

興味のある方は是非、見てみてください。

 

算命学は自分の事を知るための学問です。

自分て何?誰?どうして自分が存在するの?

なんでこんな思いをしなきゃいけないの? 

どうやって生きて行けばいいの?

生きるってナニ?

なーんて事を考えている人のための学問。

 

より良く生きよう、お金儲けをしよう、

自分だけ勝ちたい、、、なんて気持ちで始めるのでも良いのですが、

勉強していくうちに、世の中の事で、

目に見えていない部分の事が色々と分かってきます。

自分だけ得してどうするんだ?って事が分かってきます。

 

自分を探して、ようやく見つけられたのに、

そこには受け入れがたい事実が沢山。

自分のそれまでの生き方を否定したり、

自分の宿命や育った環境を恨んだり、

認めたくないのだけれど、それも全てが自分。

受け入れるまでが一苦労。

でも、一度、自分の宿命を受け入れられたら、

とりあえず、元居た場所へ戻る。

そうすると以前とは違った景色が広がっている。

 

自分が置かれた環境を受け入れて、

否定も肯定もせず、不満や妬みなど、

ネガティブな感情や、変な欲も自分で納得、消化しながら、

自分らしく生きる覚悟を決めるだけ。

そして、自分の宿命に合った役割を見つけて社会に貢献する。

 

算命学を、何かの禍を避けるためや、棚ボタ的に

得をするために使うのも良いけれど、

自分らしく生きる方法を見つけてそれを突き詰める方が

なんだかんだで、一番幸せになれる近道だと思います。

 

算命学を深く勉強していると、そんな禅的な悟りの流れに気付くかもしれません!?