前回の続きです。
過去の事は時間的にはあまり変化を感じられないので、
嫌なことなど、うっかりすぐに思い出して気分が悪くなったりするのですが、
それは本当に正確な記憶かどうかも分からない、、、。
過去の事って時間的にもそうだけれど、空間的にも激しく変化しています。
どう変化しているかというと、
宇宙空間でどれだけの距離を動いているか考えてみて下さい!
(ココからはくどいので、お暇だったら読んでみてね)
まず地球の自転から。
地球1周の距離・・・約4万km(緯度によって違うよね)
それが1日で1周しているので、24時間で割ると、時速約1600km。
東京あたりだと時速1380kmらしく、
ジェット機が早くても1000kmなので、結構な距離を動きます!
更に60分で割って、1分で28.33km。1秒で400mくらい?
何か嫌な事が起きて、でもその出来事は1秒後には
自分は宇宙空間で見ると既に400m離れたところにいるということ。
自転だけじゃなくて公転の距離もあります。
太陽までの距離(半径)が約1億5千万km。
太陽の周りを1周するには約9.4億km。
閏年とか計算があるみたいだけど、
1日で257万km強。
時速約11万kmくらいで地球が動いているようです。
1秒で29.8km。
しかも1年で全く同じところに戻って来るわけではなく、
太陽系も天の川銀河を動いているので、
地球は秒速230kmで動いていているらしい!?
更に更に、天の川銀河も宇宙の全体で見ると動いているらしく、
そのスピードも考えると秒速600kmになるんだとか。
↓ 元NASAで現在はJAXAの惑星科学者のジェイムス・オドノヒューさんの動画。
上から、自転、公転、太陽系、天の川銀河の移動での移動スピードを現わしたもの。
例えば時間で考えるとたった1秒前の事でも、
宇宙空間の距離としては、600km離れたことになります。
なので、たった今起こった事でも、遥かかなたの場所で
起こった出来事な訳です。そう考えたら、
過ぎちゃったことはどうしようもない、って気分になりませんか?
周りの空気も地球も太陽も星空も同じように動いているから、
毎日、毎年、また同じところに戻ってくるように感じるけれど、
過ぎた事はもう、どうにもこうにも元の状態に戻れずに、
凄いスピードでどんどん距離が開いて行くだけ。
そう考えると、少し前の過去の事でも、
どんなけ遠い世界の出来事なんだろう?!という感じで。
どうせだったら、一瞬一瞬で終わっていく自分の人生は
ポジティブに楽しんでいた方が、損はないと思います。
今の一瞬がどんどん過ぎて行ってしまうのだから、
昔の辛い記憶をわざわざ何万キロの宇宙の彼方に持って来て
大切にする必要はない。
嫌な事は、その時のその場所に置いておいて、
(距離も助けてくれているので)早く忘れた方が良い。
どうせ思い出すなら良い事だけで、あとは
今現在の目の前の事を考えたり、これからの事を考えたり。
新幹線から晴れた空に綺麗に映える富士山を見つめるのも、
うっかりお箸から滑り落ちたお弁当のから揚げを
残念に思って見つめるのも自由ですが、
同じ時間なら、良いものを見たり、楽しい事を考えたりして
気分よく過ごした方が良いのでは?!
落とした唐揚げで落ち込んだり、もっとしっかり
お箸で挟めば良かったとか考えるよりは、
浜松で鰻を食べる事を考えた方が良いのでは!?
赤福も良いよね♡