昨今、ニュースを賑わせている「自殺願望」のある人と
それを介助したがる殺人者。
算命学で宿命を見ると、確かに「自殺願望」が起きやすい人
というのが結構な確率でいらっしゃいます。
この宿命を持つ人は、何事にも、例えば
失恋とか、挫折とか、分からないけれど
「何も命を絶たなくても?!」と思う様な事でも
死ぬことを意識してしまうようです。
なかなか繊細で神経質な性格の人が持ってしまいがちなのですが
芸術的センスが長けている人に多く見られる傾向があります。
確かに、名だたる芸術家や音楽家、作家さんや俳優さんなど
自殺してしまった方が何人か思い浮かぶのでは!?
また、宿命とは関係なく(少しはあるかも?!)
憑依された感じで突発的に自殺してしまう方もいる様です。
算命学用語では「虚気」(きょき)と呼ぶのですが、
お酒を飲んで、自分自身ではなくなった状態の時、
憑依されて死を選んでしまう。
さっきまで全然悩んでいる様子も、思い詰めている様子も
なかったのに、朝起きたら亡くなっていた、、、なんて事例が
結構世の中にあるようです。
なので、お酒は気を付けた方が良い、、、と下戸な私は思います。
お酒ではなくても、ストレスが大きくなりすぎて疲れすぎたりすると
「死ねば楽になれるのかも?!」と思う事もあるかもしれません。
かくいう私も20代の頃、働いていた職場がウンコすぎて、
ストレスが大きくなり、でも認められようと必死に頑張り過ぎて
鬱っぽくなったのですが、その時に、JR中央線の新宿駅で
ホームに「ファーン!」と侵入してくる電車の音に
「あ~、これで踏み込めば楽になれる~♡」と
吸い込まれそうになったことがあります。
あの「ファーン!」はやばい!(と今でも思う)
宿命はともかく、十代の頃など多感な時期も
誰でも「自殺」を考える事があると思います。
櫻庭露樹さんという、日本全国で公演活動をしている
友人の話であったのですが、
自殺した魂は、天国にも地獄にも行けないそうです。
そして例えばビルから飛び降り自殺をした人は、
死んだあと、魂がこの世に残ってしまうので、本人的には
全然死んでおらず、再度死のうと、
何度も何度もビルの屋上に登っては飛び降りる、、、
を繰り返しているそうです。
以前あったドラマ「家政婦の三田」でもあったけれど、
自殺を本当に切望して実行した人でも、
最後の息を引き取る一瞬で「あっ、でもやっぱり!」って
思い改める事があるかもしれません!?
自殺をしたかったけれど、変な殺人鬼に殺される羽目になって
「そうじゃない!!」と後悔することもあるかもしれません。
人生に後ろ向きになったり、悲劇のヒロインで気分が盛り上がり、
絶望との狭間に「自殺」を美化してしまう人も
いるかもしれないけれど、「自殺」という行為が
頭によぎること自体、忌々しき事態。
誰でもその人の時間が来れば100%死ぬので、大丈夫!
自殺なんて思いもよらない方が良い。
自殺をする事は親を憎むのと同じくらい、絶対に幸せになれない行為。
そして、算命学的にも家族や家系に禍根を残すことになります。
どうせ自分を捨てるなら、出家するなどして人の為に生きる方法で
自分を捨てた方が、よっぽど自分自身にも家族にも、陰徳を残し、
喜ばれると思います。「陰徳」も算命学でよく出て来る言葉。
もし自殺を考える事があったら、命を絶つ代わりに是非、
マリア・テレサの様に出家するか、ハードルが高すぎるなら、
町中の清掃やゴミ拾いでも良いから、社会の為、
自分より現実的、物理的に生きる事が困難な人の為に
尽くしてみたら良いかもしれません!
もしそんな事を考える余裕があったら・・・の話ですが、
自殺を考えがちな人は是非、頭の片隅に置いてみてください?!