算命学では運勢うんぬんかんぬんの前に
自分の性格についてよく知っておく事が大切と言っています。
運勢は常に上がったり下がったりするもの。
その運勢を生かすかどうかは自分自身の決断と実行による。
推進力があれば、好機を得て実行できるかもしれないけれど
慎重派であれば、二の足を踏んでいるうちにチャンスは
去って行ってしまう。
でも、運勢が下降気味の時は、慎重にし過ぎて損はないので
無理をせずに無難に過ごせるけれど、もし行動力のある人だと
悪い方向へ突っ込んでいく可能性もある。
なので、運勢をどう使うか？という事にこだわるよりも
自分の性格、性質を良く知っておくことが大事。
そしてその性質的な長所や短所を活かしながら、
自分の運勢の波に乗るのが良いらしい。
性格を表す十大主星には、良いところが際立つものと
そうでないものがあります。
例えば変態？変人？率ナンバーワンと言われる調舒星。
繊細で神経質。思考パターンは点から点で話が飛ぶので
調舒星を持っている人同志でないと、会話を楽しむのが難しい。
空想力や想像力は素晴らしいのだけれど、ネガティブに出ると
自分を追い込んで苦しめる様になってしまう。
運勢が上昇中の時は、想像力を膨らませて周りがビックリするくらい、
思いもよらないような飛躍を可能にする事もできるけれど、
もし運勢が下降気味の時は、落ち込みなども激しく
最悪の状況を想像しながら自分を追い込んでいって
自殺などもしかねない。
２番目に何を考えているのか分からない龍高星。
エキセントリックで創造と破壊を繰り返す傾向があるので、
社会から浮き出てしまう事も多いので異文化で活躍できる。
もし龍高星を持っていたら、海外で活躍できると
言われているのだけれど、もし海外進出のチャンスが到来した時期が
天中殺だったら？
長く幸せに活躍したいのであれば、絶対避けた方が良い時期だけれど
なにせ新しもの好きで好奇心が強いので、チャンスがあれば
「いやいや、天中殺といえども所詮統計学でしょう？」と
興味半分で海外の物件や新規事業に参加したり、
投資などしてしまうかもしれない。
＊ちなみに何度も言っていますが算命学は統計学ではありません。
真面目であることが特徴の牽牛星。
身だしなみや服装などもキチンとしていて、攻撃性を備えながらも
多数決には逆らわないので和を乱すことはありません。
（でももしからしたら本人が抱えるストレスは大きいかも？！）
誰か仲の良い友人グループの一人が美味しい儲け話を持ってきて
「じゃあ、皆で一緒に投資しよう！」なんて事になったり、
「多数決で決めよう！」なんて事になったら、
それが自分の意志と反していても乗ってしまう可能性は高い。
運勢や財運が上がっている時だったら、大いに結構なのだけれど
そうでない場合、多数を相手に断れない性質が裏目に出て
運勢が後退してしまう可能性も。
そんなこんなで、自分の性格を知っておくことがとても大事。
全てにおいて長所と短所があり、それが背中合わせになっているので
状況によって、どちらの性質が際立ってしまうのかを
自分で知っておかないと、状況にそぐわない場合でも
「これも自分の良さ」だと勘違いして、
自分の性格の長所が、運勢的に命取りになる事もあります。
性格を表す星を誰もが９個持っています。
その中で自分の意志で使えるものは８個。
そして宿命や星の位置で使いやすい星と使いにくい星があり、
自分でそれぞれの星を理解して使いこなすようになるまでには、
星の特徴を意識しながら、普段の生活での自分の決断や行動パターン
を客観的に分析、整合して行って、
どんな時に長所が生きるのか、短所が出て物事を台無しにしてしまうか？
などを理解しなければ、自分の性格を知っているとは言えないのかもしれない。
多分、鑑定などで「こんな星を持っていますよ～！こういう性格ですね～！」
と言われる基本の性格以外に、状況によって出方が全く変わって来る性質も
あるので、表面的な理解では自分の運勢にその性格を活かしていく事は
なかなか難しい。
算命学に限らず、どんな占いでも、学問でもそうかもしれないけれど
知識はそれを利用する人の腕次第！？
また、短所を聞きたがる人は少ないけれど、
それをしっかり抑えておかないと
木に登らされているブタになる可能性が高くなってくる。
何の気なしに自分の長所と短所を漠然と意識しながら
生きているよりも、自分の性質を良く知っておくことで
自分軸の判断力もしっかりしてきます。
それがしっかりしてくると、自分の運勢を良くしたり、
自分の宿命を上手に活かすことが、楽に出来るようになるかもしれません。
