自分らしい生き方を知る 算命学鑑定士 詠子のブログ

算命学に興味のある方、運勢や宿命という言葉が気になる方、自分の運勢や資質を知って活かしたい、という方向けに私が算命学の勉強から学んだ処世術を発信したいと思っています♡

賞賛すべきはどちら?有能で怠け者、それとも働き者?

20年くらい前に、ある会社の経営者さんから聞いた話。

 

軍人さんを採用するとき、

人数が多いのでざっくり4つのカテゴリーに分けてから

どこに配属させるかを決めるらしい。

 

その4つのカテゴリーとは、

頭が良くて、怠け者。

頭が良くて、働き者。

頭が悪くて、怠け者。

頭が悪くて、働き者。

 

そしてこの4つから誰をどこにという事を決めるそうですが、、、

 

まず、頭が良くて怠け者は司令官に。

何故なら、極力、楽をして戦争に勝とうとするので。

頭をフルに使って策を練ったりする事に向いているそうです。

 

そして、頭が良くて働き者は参謀に。

能力を生かしながら、兵隊さんと一緒に前線に立ち、

一生懸命、統率してくれるそうです。

 

頭が悪くて怠け者。

自分で考える事もなく、上の言う事を聞いてくれるので

最前線に立つ兵隊さん。

 

そして性質(たち)が悪いのが頭が悪くて一生懸命な人。

何をしでかすか分からないそうです。

 

この言葉、調べて見たら、ドイツの軍人さん、

ハンス・フォン・ゼークトという方の言葉でした。

 

「有能な怠け者は司令官に、有能な働き者は参謀にせよ。
無能な怠け者は、連絡将校か下級兵士にすべし。
無能な働き者は、すぐに銃殺刑に処せ。」

 

処刑とはいかがなものかと思いますが、

何か組織で動くとき、下手に行動力があると

逆に周りに迷惑が掛かる事があります。

 

周りを見渡すと思い当たる人がいるのでは?!

 

この話は別として、世の中一般的に、

一生懸命であること、身を削って頑張ることは美徳の様に

思われがちです。

エネルギーが強い人は特に、身体を動かすことは苦ではないので

一生懸命に何かをする事、頑張る事は、素晴らしいと思っている。

 

私自身も、以前はそう信じていて、実際、

いつでも頑張っただけの結果を得られてきました。

上手く行かないのはいつも、自分の努力が足りないせい、、、。

と信じていたくらい。

 

ところがっ!!色々と上手く行かなくなる時期がありました。

一生懸命取り組んでいるのに、空回り。

コツコツと努力して、結果も出しているのに

何故か周りからのバッシングが酷く、上からも誤解され

「なんだこれ?!」という感じ。

 

そこで、色々な本を読んで、心の勉強をして

「感謝が大切。夢や希望は持たない・・・」

という生き方があるのを知りました。

それが自分に向いているかどうかは別として、

当時、生きるのがずいぶん楽になったのを覚えています。

 

そして算命学を勉強してから、この軍人さんの話ではないけれど、

一生懸命の人と怠け者の人、適材適所、というか

それぞれ役割があって、それに見合った生き方をしないといけない、

という事を知り、自分が上手く行かなかった時期も

そんな生き方を変えなければいけなかった時期だという事が分かった。

 

算命学用語では、「主運」と「従運」という言い方をするのですが、

自分が主体的に人生を送った方が良い運勢と、

自分からリードせず、環境に任せて人生を送った方が良い運勢とがあります。

そして、時期によっても、ある年齢で入れ替わったりもします。

 

無駄に動き回ってしまうと、自分も周りも、

色々と上手く行かないこともあるし、

一生懸命、自分から動き回らないと何事も上手く行かず、

鳴かず飛ばずになることもある。

 

自分の特性、どう動いたら効率が良いのか?などという事を

知っておくと、無駄なく生きられるかもしれません。

 

でも、実際はそんな事は分からないので、

色々失敗をしながら、そのたびに悔しい辛い思いをして、

少しずつ心を強くして人間的に成長していくのかな?!