自分らしい生き方を知る 算命学鑑定士 詠子のブログ

算命学に興味のある方、運勢や宿命という言葉が気になる方、自分の運勢や資質を知って活かしたい、という方向けに私が算命学の勉強から学んだ処世術を発信したいと思っています♡

現実と感情のはざま

だいぶ昔に流行った本で「マスターの教え」

というのがありました。

昔、読んだ本の内容と似ていて、

前半は、成功する生き方の方程式を

教えてもらった友人がいて

その人は人生どん底から大成功して、

誰もが一目置く様な存在になっていました。

その友人は主人公に、その秘訣を教えるから、と

待ち合わせをするけれど、

他の友達は皆んな話を聞けたのに、

彼だけ急に都合が悪くなったりして

なかなか話を聞けない、、、

という感じでお話は一旦終わります。

そして後半で、友人が成功の秘訣を

教えてもらったという人から

直接お話を聞くことが出来て、、、。

 

なかなか思わせぶりな部分も含めて、

読んでいると何やら心理的な要素があるらしく、

読み終わると希望に満ち溢れたり、色々な現象が変わったりと

とても面白い本なので、読んだ事の無い方は

一度は読んでみて欲しい本なのですが。

 

その本に書かれていた事で、面白い事の一つに、

感情?心?には両極があって、感情は

外からの刺激で動いてしまうので

自分でコントロールが難しい、、、

的な話がありました。

 

実際、その通りで、人間が生きて行くために必要な本能。

生存本能のための欲や恐怖などで

人間の感情は動くので、

コントロールが難しい部分があります。

衝動的に怒ってしまったり、

より多くの何かを得ようと必死になってしまったり、

自分を守りたいがゆえに、

周りを攻撃したり陥れたり、、、と

人にもよると思いますが、程度の差こそあれ

誰でも本能的にそういう感情が起きてしまうようです。

 

高潔で親切で良い人間でありたい反面、

実際は、生きている以上、いつでも

自分の方が多くを得て、安全でいたいと

無意識に行動してしまうようです。

 

自分がこの世で一番正しくて、美しくて

大切な存在だと思うのが人間らしい、、、。

(そんな事はその本には書いていませんが)

 

なので、どうしても現実と理想の間に

ギャップがあるので、そこで苦しむ事になります。

 

それでどうしたら苦しまずに済むかというと、

それはそれで、なかなか大変。

 

自分も人も皆、生きる事に必死で

気付きの多い人や、慈しみの気持ちが大きい人は

他人を思いやったり、大切に出来たりするけれど、

世の中のほとんどの人は自分の事に必死で

口では善人ぶって色々言っても、実際は

周りの事など、あまり見ていないし、

気付いていない。

 

自分から無心で何か人にする事は難しいし、

自分自身も、人に期待することはあっても

その期待に応えて貰えないと傷ついたりして、

それで皆んな苦しくなっちゃう。

 

なので、自分も皆んなもそんな感じだと

いう事を理解できると、

随分楽になるようです。

 

皆んな息急き切って山を登っているわけで、

余裕のある人が、大変そうな人を

助けたり、勇気付けたり、応援したり、

できても、普通の人にはなかなか大変。

難しい目的があったら尚更。

他人のことに構う余裕はなくて、

むしろ助けてほしい願望ばかり。

 

自分の周りの人はどんな人が多いのか?

ちょっと立ち止まって、息を整えて、

余裕を作って周りを見渡すと

違った風景が見えてきます。

 

今まで隣にいてウザかった人に、

優しい目を向けてあげられたりするかもしれません。

自分の大変さも認めて、人の大変さも認めて、

そして自分の事も人の事も許すことが出来る

ようになるかもしれません。

 

結局、人を責めても自分を責めても

どちらかを正当化しても

気持ちが楽になることはないので、

誰でも皆んな精一杯生きているって感じで、

自分や周りの人を笑顔にすることに

集中していれば

そんなに苦しんだり悩んでる暇もないわけで。

 

1日24時間、限られた時間だけど

生きている間は結構、時間があるので

あまり自分の感情に必死にならずに

気持ちを豊かにする工夫をした方が、

良いのかな〜、と目下努力中。