自分らしい生き方を知る 算命学鑑定士 詠子のブログ

算命学に興味のある方、運勢や宿命という言葉が気になる方、自分の運勢や資質を知って活かしたい、という方向けに私が算命学の勉強から学んだ処世術を発信したいと思っています♡

大切なのはそこじゃなくて、、、

運勢を良くしたいとか幸せになりたいとか。

 

算命学を勉強していると「幸せって何?」

という疑問に誰でもぶつかります。

凄く良い運勢の宿命があって、

でも〇〇が周って来ると必ず死ぬ、とか

凄く良い運勢なんだけれど、発動しないと

悲惨な運勢を歩むとか、、、

 

お誕生日が1日違うだけで、

「羨ましい~」とか「危なかった~」とか

思う様な宿命もあったりして。

 

どんな運勢でも宿命でも、

誰にでも当てはまる大切な事があると思います。

それはその人が自分の幸せをどんな風に考えるのか?

 

算命学で鑑定をする時、運勢を五行、

財運、家庭運、健康運、仕事運、知能などの

強弱?やバランスから見て行ったりするけれど

どれが強くても弱くても、

一見、例えば財運などが強いと幸せかも?!

など思ったりする人も沢山いると思うけれど、

そこから幸せを見出そうとするのは結構難しいと思います。

 

算命学を知らない人に算命学がどういうものかを

説明する時、よく宿命を例えるのが花の種の話。

ひまわりなのか、朝顔なのか?

バラなのか百合なのか?

それぞれの環境で咲き方も色々で

自分一人で大輪の花を咲かせられる人もいれば

蔓花のように、誰かに頼らないと咲けない人もいて

綺麗だから大切にされたり、香りを好まれたり。

 

どの花が一番幸せかって言ったら、

比較できないけれど、どの花でも一番幸せになれたり

なれなかったり。

要はその人の心の問題な訳です。

 

何を自分にとっての幸せと考えるのか?!

それはいくら運勢を勉強しても、

参考にはなるかもしれないけれど

そこから結論は見いだせない。

自分で心を磨くしか見つけられない答えなのだと思います。

 

自分がどんな花なのかを知っておくのは大切だと思うし

もし算命学で宿命を見る事で、ヒントになるなら

大いに活用すべきだと思います。

でも自分がどんな人間で何を求めているのかは、

表面的な事は分かったとしても

内面的な成長は自分で実践で経験していくしかない。

 

最近仏教の本を読んでいるのだけれど、

カルマを持っている人は天界か人間界に生まれ変わるんだとか。

天界は穏やかでみんな幸せで肉体が無くて。

人間界では肉体があって、あらゆる種類の人がいて

善も悪も色々あって。

例えば、お水一杯を飲むにしても、

普通に天界でお水を飲むなら普通に幸せだけれど、

人間界で、例えばお水のない状態を苦しんだ末に

飲む一杯のお水はもの凄く美味しくてありがたくて、

天界にいるよりも人間界にいる方が色々な経験が出来る。

いつも状況が変わらない天界よりも、退屈じゃなくて

エキサイティングらしい。

 

普通の幸せが凄い幸せになったりするのだけれど、

そこには苦しみとか悲しみとかがないと

なかなかその差が分からないらしい。

ゲームに例えると分かりやすいかもしれないけれど、

例えばテニスでお互いに、打ちやすい球でラリーし続けるより

苦労してレシーブしたり、スマッシュ決めたりする方が

楽しいのよね。

 

生きている限り、苦しみや悲しみ、憎しみなど

色々なネガティブな感情が沢山起きてしまうので

幸せになるためには自分の心を上手に操縦できないと

色々な感情に流されてなかなか幸せを感じる事が出来ない。

結局は自分の心をどう幸せにするのか?なので

自分にとっての人生の目的を何にするのかを

選び間違えると、人生が終わる頃に

「こんなはずじゃ、、、」って事になる

可能性もあるのでは!?

 

友人で鑑定などもして、算命学を教えたりしている人が

いますが、いつも具合が悪く家族の文句ばかり言っています。

人に幸せにして貰おうと思っているのか、

周りに自分の幸せが依存しているようなことを

いつも言っているのだけれど、

運勢学を幸せになるための杖にしようとしていても

幸せにはなれない様に思えます。

 

禅の言葉で「指月」というのがありますが、

月を見て欲しくて指さしているのに、

その人がみているのは、月ではなく指。

 

人生を良くするために大切なのは

指ではなく月を見る事。

そして月は自分の心だったり!?

 

大好きな仙厓の禅画。勝手に借りてきました!

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