自分らしい生き方を知る 算命学鑑定士 詠子のブログ

算命学に興味のある方、運勢や宿命という言葉が気になる方、自分の運勢や資質を知って活かしたい、という方向けに私が算命学の勉強から学んだ処世術を発信したいと思っています♡

親との確執 ~ その3

昨日の続きです。

具体的に何をしたら良いのか?という事ですが。

 

親は宇宙で唯一無二の存在だと書きましたが、

親にとっても子供は唯一無二の存在です。

愛なのか執着なのか嫉妬なのか、別の感情が

強く入っている人もいるかもしれなくて、

ダメ親もいるかもしれないけれど、

唯一の一番近い距離感で自分のことを強く思っている存在です。

多分、親以上に自分の事を気にかけてくれている人ってなかなかいません。

 

自分のために何年もご飯を作って食べさせてくれて

衣服や文具など必要なものを与えてくれたとてもありがたい存在で、

自分を一番身近に考えてくれている存在。

そんな親以上にしてくれた人、世界中どこを探してもいません。

 

、、、親にも色々言いたい事はあるかもしれないけれど、

親に持つ感情って、産んで育ててくれた事に感謝するだけで

十分なんじゃないかと思います。

昼も夜も手が離れるまで面倒見てくれた事は、

親に対して無条件で気遣ったり、優しくしたり、

助ける当然な理由になるのでは?!

 

自分が大きくなってみて「あの頃あれが嫌だった」

「いまでもこういう事を言われるのが嫌だ」

といつまでも言っている人もいるけれど、

もう自分が大人なのだから、自分がステップアップして、

親や人のせいにするのではなく、

自分の感情や行動は自分でコントロールすれば良いのでは?!

 

人間て、与えられる事でしか生きていけない、と聞いた事があります。

衣服にしろ、毎日食べる食材にしろ、

全て自然や他の人から与えられているもので

自分から生み出しているものはない。

空気や水でさえ、貰う事でしか生きていけない。

だから、人間て知らないうちに、もらう事、

してもらう事が当然になっている様です。

 

親の存在は最たるもので、生まれた時から

無条件にお世話をしてきてくれた訳で

してもらう事が当然になっている場合も多いはず。

自分で気付いているよりも、依存心が強くて、

親に対する期待が大きいのです。

 

 

自分から見ると親は、短気で態度も判断も悪かったり

未熟にさえ見えたりするかもしれません。

それでも、親であること、自分の存在の起源である事は

変わりありません。

なので親の事をジャッジすることは自分の事も

ジャッジする事になるので、それをすればするほど

自分が辛くなってきます。

 

じゃあ何をすれば、どう考えれば良いのかというと、

ただただ、思いやりと優しさを向けるだけで

良いのではないでしょうか?

 

自分が一番親からして欲しい事。

認めて、尊重して、優しく気遣ったり励ましてくれる。

それを自分の出来る範囲で親にしてあげるだけで、

良いのでは?

 

観察していると、親に対してストレスを感じている人は、

全員もれずに自分が親の為にしている事に対して

何かを期待している様に思えます。

態度なのか感謝の言葉なのか、気持ちなのかモノなのか

お金なのか、人によると思いますが。

何かが自分の要求と合っていない様子。

 

昔、どんな辛い悲しい経験をしいられたにせよ、

今自分が生きているという事は、自分次第で将来を変えていく事が

出来るので、過去の嫌だった出来事を並べて

現在の状況や過去の悪い思い出を親のせいにするのではなく、

その時々の選択は(特に成人になって自立してからは)

自分で判断してきたものなのだから

それは自分で解決して行った方が良い。

 

もし自分の欠点や過去の失敗を親のせいなどにしていると

それはその人の問題で親のせいではないので

親がいる間は親を恨み、いなくなったら

いなくなった親か自分を恨んで、

一生心にそれを背負ったまま幸せになれないと思います。

 

それよりは、いま自分が生きている事や

今の環境で生きられる事に感謝して、

世界で最大限に恩のある親に対して

思いやりと優しをもって接した方が

良いんじゃないかと思います。

 

もし、自分の方が大人だと思っているのなら、

自分が心穏やかに大人になって相手に

気遣ってあげれば良いと思います。

 

「大切に思っているから、いつまでも元気でいてね」

「いつまでも幸せでいてね」

「一緒に楽しく過ごそうね」

「協力できることは手伝うから声かけてね」

など、笑顔で声を掛けるだけで

どんなに嬉しく感じるか分かりません。

 

老年期に入っている親なら特に、

何時だってやり残したことが無いか、

これから体力が落ちて行く中、子供には負担をかけたくないし、

でも自分がどうなっていくのか?

などなど考えていて、それを隠したいのか

余計頑固になる人もいるけれど、

不安で寂しい人も多いのです。

優しくしてもらえると嬉しいのです。

 

自分を犠牲にしたり、親の幸せに責任を持つとなると

大変だし、その必要はないと思うけれど、

親が自分にしてくれたような事、

自分に出来る事(思いやって話をする事)や

笑顔で一緒にご飯を食べたりするなど、

最低限の事をするだけで十分だと思います。

  

それをしていると、不思議と親の自分に対する対応が

どんどん変わって行って、良い関係を築くことが

出来る様になったりします。

たとえ良い関係が築けなくても、

少なくとも自分の心は穏やかになると思います。

 

結局、自分の親以上に自分に対して愛情(どんな形でも)を

持っている人は宇宙を探してもどこにもいないはず。

パートナーなど自分を思いやってくれる人もいるかもしれませんが、

親との愛情関係は一生変わる事はありません。

  

お互いに会った時にストレスや寂しさを感じるのではなくて

お互いに会って嬉しい楽しい感情を持った方がずっと幸せです。

 

もし親がまだ健在なら、それはとてもラッキーな事です。

算命学でも親が守護神だったり忌神だったりする人がいるけれど、

(守護神も忌神も運勢を良くするための大切な存在です)

この世からいなくなると、その存在も自分の宿命からいなくなります。

つまり、運勢が変わります。

 

是非いい関係を作って幸せな思い出を沢山作ってください♡

自分が親に対してどういう態度を取っているのか?

自分の子供もそれをしっかり見ているはずです。