自分らしい生き方を知る 算命学鑑定士 詠子のブログ

算命学に興味のある方、運勢や宿命という言葉が気になる方、自分の運勢や資質を知って活かしたい、という方向けに私が算命学の勉強から学んだ処世術を発信したいと思っています♡

仲良く出来ないのはあなたのせいじゃない!

最近、引き続き仏教についての本を読んでいます。

その中に、「怒り」についての話がありました。

前回のブログでも書いたけれど、お釈迦様によると人生は苦しみに満ちている

という事だったのですが、怒りとは、その苦しみに伴って

起こる感情なんだそうです。

 

そしてその怒りには10の段階があって、最後の段階まで行くと

大量殺戮とか無差別殺人的な領域でお釈迦様でも救いようがないそうです。

この怒りの段階によって起こる感情?言動?が面白かったのでご紹介!

 

細かい名前などはドーサとか、マッカとか聞きなれなくて面倒なので

省略しますが、怒りの段階、まず1つめ。

嫌だ、とか、退屈、という感情。これが色々なポジティブな事をする

原動力にもなるそうですが、小さな怒りなんだそうです。

その次が、憎悪。自分は怒っているぞ!と感じるくらい。

その次に、嫌だ、退屈だ、という感情を繰り返し繰り返し思い返す事。

この3段階までは、自分の中に納まっている怒り。

4つ目からは人に向けられていて、まず、人の良いところを無視。

5つ目は、相手に勝ちたい、相手を潰したい、という気持ち。

6つ目は、嫉妬。相手の悪いところだけ見たい!という感情。

7つ目は、自分の幸せを人に分けたくない。

8つ目。人の忠告に反発。聞き入れないので成長がない。

9つ目が後悔。何度も繰り返し同じことを思い出して、明るい思考が出来ない。

最後が、壊したい、人を不幸にしたい、という事で大量殺戮なんかする人は

相当な怒りが溜まった人なんだそうです。

 

さて、これを読んだとき、4つ目から8つ目くらいの感情を持っている人、

結構多いな~、と思いました。そしてそれは怒りから来ていたのか!?

と(まあ仏教によると)知ってビックリ。

何かにつけて張り合ってきたりとか、

悪口言ったり、その人の素晴らしい長所も悪く言ったりとか、

仲間外れとか、自分と一緒に幸せを共有したくなかったり、

という様な心境は全て、その人が抱え込んでいる怒りの度合いに

よっているらしい。

 

私にも、割と身近に性格の悪い人がいる訳ですが、

何故その人たちと、仲良く出来ないのか?相容れられないのか!?

という疑問があって、自分が何か悪いのかと今まで自分の欠点ばかり

気にしていたのですが、これを見て、初めて

ああ、性格の悪い人って怒りの塊なんだ!と納得がいきました。

そして、その人たちと仲良く出来ないのは、相手の都合で

自分のせいではない!ということも。

 

私の仲の良い友人で、人から妬まれたり、足を引っ張られたり

する人って結構多いのですが、その人たちみんな、

付き合っている友人が悪いんだな!という事で納得。

 

もし、現にあまり良くない行動をしていて、それを批判されている

のなら、勿論、非はその人にあるけれど、

何かしたわけでもないのに、感じの悪い態度を取られる場合、

その態度の悪い人が、怒りに満ちているという事だと

分かったら、なんだか今まで嫌がらせをしてきた人を

少し理解できるような気がしました。

そして、「あぁ、わざわざ努力してまで仲良くしなくて良いんだな。」

という結論に至りました。

 

どうして悪口を言うんだろう?

良い情報をシェアしないんだろう?

頑張っている事を褒めてあげないんだろう?

 

などなどの疑問が、今までは両者のそれまでのお付き合いの歴史で

培われた問題かと思っていたけれど、

実は、両者ではなく、一方的な妬みから、

しいては蓄積された怒りから来ていたんだな、

と思ったら、その人のそれまでの人生は辛かっただろうに、

どれだけの嫌悪感や怒りで満ちていたんだろう?と

同情するようになって、随分見方を変える事が出来ました。

どう変わったかというと、、、もう仲良くしようと努力しない方が良いな。

今後は刺激しない様に気を付けよう!と、いった感じ!?

 

算命学の鑑定で見ると、怒りっぽい人や他人を傷つけたくなる衝動を

持ちやすい人、というのがいるのですが、

「怒らない」ような心の強さやしなやかさを鍛えた方が

生きやすくなるようです。

どうしたらそんな柔らかい心を持つことが出来るか?という話は、

また機会があったら書いてみようと思います。