算命学を始めてから、色々な方を鑑定する機会に恵まれて
感じるのですが、鑑定する事、してもらう事で、
人生が好転する人、変わらない人、むしろ悪くなる人、
とそれぞれ分れるように思います。
鑑定を希望する時って、色々物事が上手く行かず
停滞していて悩んでいる人もいれば、
何かの選択肢に迷っている人もいたり、
ただ漠然と「面白い事ないかな～♪」と軽い気持ちだったり
これから成功するぞ！と意気込んでいる人など
いろいろなケースがあると思います。
なので、鑑定前と鑑定後が変化があるかないか、
という事は、その人の相談内容に寄るのですが、
ざっくりその傾向を区分したいと思います。
まず、鑑定を受けたところで変わらない人。
相談内容がまとまっていない。悩んでいる真っ最中。
自分がどこからか抜け出たいと思っていたり
思っていなかったりするのだけれど、
まだ自分を変化させたいとは思っていない状態で
でも何かしっくりいっていない感じのご様子の時。
理性との間で余裕があるので、状況を分析するお手伝い、という感じ。
例えていうなら、引っ越したいのだけれど、まだ決意できておらず、
部屋も散らかっている状態、といったら良いでしょうか？
そして鑑定を受けて、人生が好転する人。
前者の状態からもう少し進んで、停滞していた状態から
抜け出すところに来ていて、自分を変えたい！変えよう！
と意気込んでいるので、後押しを希望している人。
又は、もう既に方針が決まっていて、ＧＯサインを
待っている人。
もう旅支度が出来ている感じで、
鑑定する側としては、お見送りする感じ。
そして鑑定を受けて、落ち込んでしまったり、
逆に混乱する人。
溺れているものは藁にもすがる、と言いますが、
人生とまではいわないまでも、毎日の生活が
精神的につらくて、悲しみや苦しみの真っただ中の人。
この状態の人は、鑑定を受ける事はお勧め出来ません！
よっぽどカウンセリング能力の高い鑑定士さんじゃない限り、
「あなた、溺れてますよ。そのうち沈みますよ。」とか、
「大変ですね、頑張ってください。」と言われてお終い。
酷い場合は、パワーストーンを買わされたり、
足元を見られて何か利用されたりする可能性も出てきます。
そういう人はどうしたら良いか？
そういう時に助けてもらえるのって、やっぱり、
その人の事を一番思ってくれている人です。
仲の良い家族、気の知れた友人、同じ悩みを抱えた人など。
まず、温かい家族愛や友情に癒してもらう事で、
自分の心の状態をマイナスではない状態に戻すことが大切。
もし良い友人や家族に恵まれていないのなら、
良い書物を読んだり、心が落ち着くところへ出かけてみたり、
自分と対話する時間を作って、心が正常に戻る努力をする。
精神的に向上できるような、心を強くするような努力をしてみる。
悩んで感情が揺れ動いている状態から、
客観性や理性が戻って来るまでは、
（もともと）信頼できる人のアドバイスしか聞かないで
おいた方が良いし、極力他人のアドバイスは避けた方が良いと思います。
良い鑑定士さんだったら、この溺れているような状態であっても、
「ほら、すぐ横に浮き輪がありますよ！」と
気付かせてくれると思います。
その人が抱えている問題を把握して、
運勢的に何が良かったのか、悪かったのか？など
説明するのではなく、その人が探している出口というか、
盲点だった解決策をお伝えしてくれると思います。
寝ている状態から目覚めさせてくれるというか・・・。
本人が今まで気が付かなかった、自分の持っている
持ち札の使い方を教えてくれるのではないでしょうか！？
でも、そんな人ってなかなか出会えないと思います。
私ももともと占い好きで、色々な人にアドバイスを
受けてきましたが、占いやスピリチュアルな世界は
本当に魑魅魍魎の世界だと実感しました。
凄い！と思ったら、そうでもなかったり、
そこそこなのだけれど、法外な金額を請求する人だったり、
ちょっと霊感があるだけの、ただのバカだったり！
有名ならば、お金を払えば良い鑑定をしてくれる、とは
限らないので、何かに深く悩んでいる人は特に、
悪い事を言われても（実際言う人がいるので）
無視できるくらいの気力が出来るまでは
鑑定は避けた方が良いかもしれません！
深く悩んでいない場合でも、
相談されたご縁を色々利用したがる鑑定士さんも
いないことないと思うので、足元を見られない様に
是非気を付けて頂きたい。
