算命学など占いに興味を持つ人は、少なからず不安を抱えていたり、
自己肯定感が少なかったりする方もいるのでは！？と思います。
小さい頃から、色々な事が上手く行かなかった人は
「どうしてかな？」「なんで自分だけこうなのかな？」と
思っていたり、将来の目標が見つからず、違和感を感じていれば
「将来どうしたらいいのかな？」「何に向いているのかな？」と。
ある程度お年頃になって、社会的にも活躍する年になれば
「このままで良いのかな？」「今後大丈夫かな？」など。
運勢が順調に、又は順調でなくても、自分の事を振り返るきっかけが
なければ、占いなどに興味を持つこともなく、
「人生ってこんなものなんだなー」と思いつつ、あっという間に
人生が過ぎ去って行くと思う。
でも、運勢学などに興味を持つという事は、「人生をより良くしたい」
「より良く生きたい」だったり、「今の苦しみから逃れたい」
「このままで良いのか心配」だったりそれなりの問題を抱えているのが普通。
皆さんバックパックに今までの人生の歴史を詰め込んで
それを背負って歩いているようなもの。
自分の好きな物だけ入れて身軽な人は良いけれど、
自分の事だけではなく、家族や社会の人の荷物まで運んで
中身がもう重くてしょうがない、動けない、、、
となった時、「なにを～～～！」と奮闘できる人はほんの一部の人で、
少しでも軽くしたいと思うのが普通。
そして、その中身を整理できるのが算命学などの運勢学だと思う。
でも、荷物を軽くするためには、今までの荷物を全部出さなければいけない。
そこには人に背負わされているのもあるかもしれないけれど、
自分で知らないうちに詰め込んでしまった不要なものも沢山ある。
もしかしたら、小学校生じゃないけれど、大事にとって置いたパンが
中で腐り果てているかもしれない。
そんなのハッキリ言って、誰も見たくないし、出来る事なら
全部バッグを捨てて新しいのと交換したいくらい。
でも、全ての現象は、誰が種を蒔いたのかは分からなくても、
原因があって結果が出ている事。
その原因になっていることを全部捨てる訳には行かないので、
過去に詰め込んだ荷物の清算をしないと前に進むことは難しい。
なので、ただでさえ、荷物が重くて落ち込んでいるのに、
鑑定をしてもらって、その荷物を紐解いて見たら、
自分が気が付かなかった要らない荷物にもいっぱい入っていて、
もっと落ち込む状態になる事だってありえます。
特に算命学は気の学問。
知っていてやったのか、知らずにやったのかは関係なく、
そこに少なからずの欲が生じていた場合、時期を間違えると
禍いとなって出て来ることが多々あるので、
一見、関係ないところの不幸が、自分の過去の行動に関係していたり
最善と思ってやっていたことが、最悪の結果を招いた、なんて事を
目の当たりにする事になります。
知る事は大切だけれど、やっぱり心が傷つく事もある。
「じゃあ今までしてきたことは、全部間違いだったと言いたいのか？」
「自分のせいなのか？」と頭に来たりすることもある。
どこか無理をしていたから、良くない結果を招く事になったにせよ、
それを見つけて受け入れる事は簡単ではなく、受け入れたところで、
出来る事なら、全て周りのせいにしたくなる。
でももし丁寧に自分の荷物を全て開いて、その荷物を詰め込んだ時の
自分の気持ちを振り返ったり、尊重したり、反省したりしながら、
詰め込んだ荷物を一つ一つ綺麗に整理したり、磨いたり、
処分したりすることが出来たら、
ゴミだと思っていた荷物も全部、宝物に変わるかもしれない。
運勢の鑑定なんて、ただ起こった事実やこれから起こりうることを、
算数の様に方式を解くだけで答えを出すだけだったら要らない。
その時の気持ちになったり、どんな未来にしたいか考えながら、
どうしてその決断に結びついたのか、どんな決断をするのか？
など、見えない気の学問だけに、見えない部分を
寄り添いながら一緒に紐解いていかなければ
何の解決にもならず、気分が落ち込むだけ。
性格的な部分は表面的な部分なので、気軽に鑑定してもらって良いと思うけれど、
運勢的な部分、宿命を見る時は、その人のバックパックを
勝手に覗くようなもの。
真実は痛い場合が多いのだから、自分で救急箱を持参するか、
ちゃんと救急箱を持っている人に鑑定して貰った方が良いのかもしれません！
